家づくりの中で見落としがちな「廊下」の存在。最近では廊下を省いた間取りが増えていますが、それが本当に暮らしやすいのかどうか、しっかりと考える必要があります。本記事では、廊下がない間取りのメリット・デメリット、具体的な事例、そして廊下をなくす際の注意点について詳しく解説します。家を建てる前にぜひ参考にしてください!
廊下がない間取りのメリット
廊下を省いた家の設計は、空間を有効活用するうえで非常に合理的です。ここでは、廊下がない場合の主なメリットを3つご紹介します。

動線の短縮廊下を省くことで、部屋から部屋への移動がスムーズになります。たとえば、リビングから直接ウォークインクローゼットや寝室にアクセスできる設計は、日常生活をより便利にしてくれます。
限られた空間の有効活用最近の住宅事情では、土地や予算に制限がある場合がほとんど。
廊下をなくすことで、その分のスペースをリビングや収納に充てることができます。
コストダウンとコンパクトな設計建築費用を抑えられる点も魅力の一つです。廊下を削ることで、家全体をコンパクトに設計でき、建築コストを大幅に削減できます。
廊下がない間取りのデメリット

一方で、廊下がない間取りにはデメリットも存在します。特に次の3点は事前に考慮しておきたいポイントです。
プライバシーの確保が難しいリビングを通らないと寝室や子供部屋に行けない間取りだと、家族間のプライバシーが犠牲になりがちです。特に思春期の子供がいる家庭では、リビングを通る動線がストレスになることも。
匂いや音が広がりやすい廊下がない場合、リビングやキッチンの匂いが他の部屋に広がりやすくなります。また、家族がテレビを見たりスマホを操作する音が、寝室や書斎まで響くこともあります。
収納計画が重要になる廊下を省くと、そのスペースがリビングや通路として利用されます。しかし、その空間に物を置いてしまうと、結局通りづらくなり、利便性が失われてしまいます。
具体的な事例で見る廊下の使い方
事例1:廊下を洗面台スペースに活用
ある家では、廊下を洗面台スペースとして利用していました。この場合、通常の廊下幅よりも少し広めに設計し、収納も兼ねたデザインにすることで、実用性を高めています。
事例2:リビング階段を活用した間取り
リビング階段を採用し、廊下の代わりに階段を通路として活用する間取りも人気です。ただし、この場合プライバシーが低くなるため、家族間のコミュニケーションを優先する家庭に向いています。

事例3:廊下に収納を配置
廊下の片側を全面収納にすることで、無駄なくスペースを活用する間取りもあります。たとえば、壁面に収納棚を設けたり、ルンバ基地を設置することで、家事効率を向上させています。
廊下をなくす際の注意点
廊下を完全に省略する前に、以下の注意点を検討してください。
トイレの配置トイレはリビングや寝室から直接見えない場所に配置するのが理想です。廊下がない場合でも、ワンクッションとなるスペースを設けることで、音や匂いの問題を軽減できます。
回遊性を意識する廊下がなくても、部屋から部屋へスムーズに移動できる回遊動線を確保することが重要です。
これにより、生活動線がスムーズになり、暮らしやすさが向上します。
適度な余白を残す平面図では「無駄」に見えるスペースも、実際の生活では「呼吸できる空間」として役立ちます。廊下を完全に省くのではなく、適度な余白を残すことがポイントです。
結論:廊下は本当に不要か?
廊下をなくすことには確かに合理性がありますが、一方で暮らしやすさやプライバシーを犠牲にする可能性もあります。廊下を完全に省略するのではなく、家族のライフスタイルや将来の変化を考慮しながら設計することが大切です。
最後に、家づくりを考えている方へのアドバイスとして、設計段階でプロに相談し、動線や収納計画をしっかりと練ることをおすすめします。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=l3P0G4cbKME,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]